http://www.kek.jp/newskek/2003/mayjun/km.html
日本人のノーベル賞受賞が相次いでる.
まぁ60代はともかく90近くと,頭脳明晰な上に長生きしないと貰えないって凄い賞やなぁ(笑).しかし南部さんて方は既に天上人でノーベル賞なんか関係ねぇ領域の偉人らしいすけど(頭脳流出のパイオニアやな).
で報道を散見するに,「3世代で6種類」ってのを見てどういうカウントやねん?と気になっちまった(記者だって内容理解してねんだろってのは当然なんやけど).トーナメント状に(準々決勝から)数えると3階層で7個やし,2の3乗なら8個やで.
でもって遠い目で思い返してみた.数年前には単位の名称が変わってたりして(国際単位への統一ってヤツ?)世代間ギャップつか,驚いたりもしたんだけど,オレらの学んでた頃の物理ってどの辺りまでやったかなと.
不確定性原理はやったな.素粒子や量子力学って言葉は出てたけどクオークまでは出てなかったやふな気がする.ボルツマン定数とかアボガドロ定数とかやったな.フェルミ分布?あったかぁ?
ナニシロ微分までしか付いていけなかった数学力(楽しかったのは三角関数までや)も足かせになって,物理,化学,力学(熱も流体も)周りの末期は壊滅状態だったからな T_T ぶっちゃけ殆ど覚えてない.
陽子は u u d なんだって.
中性子は u d d なんだって.
クォーク | レプトン | |
1st | u (1967年) d (1967年) | νe e |
2nd | c (1974年) s (1967年?) | νμ μ |
3rd | t (1995年) b (1977年) | ντ τ |
- ボソン(ボース粒子) --- 力を伝達する
ゲージ粒子 | グルーオン(8種類):g 光子:γ ウィークボソン:W+,W-,Z0 重力子(未発見) |
ヒッグス粒子 H(未発見) |
とかってコトらしい.
最近の学生ってのは基礎過程でどの辺りまでやるんすかねぇ.量が増えて大変そだ.
追記
1998年に「ニュートリノ振動の観測」に成功.型の異なるニュートリノの質量差が測定されたってことらしい.
そこから始まってニュートリノに質量が有るのが確定したのが2004年(それでも上限値が示されてるだけで,絶対値は確定してないんだな).
この「ニュートリノ振動」につながる研究者の中にこそ,もっと早く受賞すべき日本人が居たということらしいのだが,ことごとく早逝で間に合わずだったとか.時代的にというか日本的にというか,過労死(なんて言葉も当時無かったか)が珍しくなかった様子.