ど懐かしい.先日 TV に出てきて記憶が蘇った(昔行ったなぁクリスマス時期に).
駅裏と云うか少し離れた線路に近い場所だったけど,閑静な住宅が並ぶ一角に,当時一軒の「中華そば屋」が有った.有ったと云うか残ってたって感じだ.そば屋っても昭和の東京近郊に昔ながら有る(日本そば,うどんの類,チャーハン,酢豚,カツ丼とかそんなラインナップの)ヤツだ.
だから平成のラーメン屋てのとはワケが違う.しかも場所柄てのか,良くある古さだか何だか知らないけどやたら薄汚れた体裁の店ぢゃなく,小奇麗な店だった.店に入れば時間の隙間に落ちたような雰囲気.
「中華そば」ってのは,レトロな関東風醤油ラーメン(乗ってるのはナルト,シナチク,茹でほうれん草,ゆで半卵とかそんな感じ)のことだ.
かなり老齢の品の良いご夫婦と思われるお二人が営んでいた.子供の頃に食べたような昔懐かしい味を久々に都内で味わって,心の中で手を合わせて後にするような店だった.失礼ながらもう存命ではあるまいし,店もどうなってるかって流石にあるワケないだろう.あの当時でも相続税のために売り払うとか開発が加速してたからな.
にしても「シェ・ルイ」は良く残ってたなぁ.場所変わってたやふな気もするけど(改装してただけか)?