今年も半分終了.今年は月が変わる度に値上げの話題と心配.で今月避けようのないのは電気・ガス.他に先守防衛買いだめが必要そうなモノないと思われるが.
いつの頃からか,飼料用穀物というとトウモロコシがまず最初にイメージとして浮かぶようになってる.これが何故なのかって言うと,一定量の農産物を輸入しなきゃならない義務が課せられ,比較的安かったということで,トウモロコシが輸入されるようになって,定着してきたということらしい.それがここ数年で2,3倍の値段になり,農家の経営を圧迫している.
しかし弾け残った(不発に終わった)ポップコーン用のトウモロコシなんか固くて食べるのが大変なんで,そもそもトウモロコシなんてモノが飼料として適しているのか,基本的に疑問だったりはする.
でそんな中,幾つかの試みが行なわれているというハナシ.
一つは飼料用の米.籾ごと食べさせちまって(稲丸ごとでも良いんぢゃねの?),トウモロコシより栄養成分が勝るらしい.今のところトウモロコシよりほんの僅か安価なだけだけど,栽培量を増やせば(このままトウモロコシの高騰が続けば)将来的には代替できるのではないかという.難点はエサのうち米の量が増える程たまごの黄味の色が白っぽくなること.味に変化も無いらしいし,オレは別にそんなの気にしないけど.
もう一つはかねてよりモッタイナイと思ってた,コンビニの廃棄商品.廃棄食品を回収して,ライン上で人手で高カロリー,低カロリーに分別,粉砕・乾燥して顆粒状の飼料にする.良いよコレ.衛生管理がしっかりしてれば,人用の非常食としても使えるし(実際工場の人は出荷前に味見すると言ってた).何だったら保存の効く栄養補助食品みたいなものに加工しても良いんぢゃねの.
原点に返って考えると,人類が家畜を飼うってのは,身近にあるものをエサとして与えて実に低コストで賄ってたワケだ.しかし今では家畜に与える穀物ってのは(特に牛なんぞ),ヒトが必要とするより多くを必要とし,しかもそれを下手すりゃ地球の裏から運んでるという実に高コストな現状.肉のために穀物を消費する一方で,飢えている人々が居るのが事実.