- 今回ロケ対策で色々考えた中で扇子を買った.扇子なんぞ持ったのは生涯初めてのコトやったけど,機械に頼るばかりぢゃなく結構有効なアイテムやと再認識.パソコン使いながらとかでは無理なんが難点やけど.
- この時期水道水は結構温んでるけど,川の水は流れてるものだからそうでもなかった.
- やはり前回の日焼で肩から下がボロボロ.
- 梅雨明けで暑さが一段シフトアップ.
- 二日続きヒヤメシ履きで,石コロだらけのとこを動き回ったあとの足裏はかなりのダメージ.
- 久々にヒゲも剃り,髪も刈ってすっきり.
- ロケ弁肥りは数字上はそう酷くないのに,イヤに下腹にたるみが増えた様な気が?
- 夕方睡魔に倒れたものの,寝てたのは3時間ちょい.
ヒヤメシなんつの履いたのは昨年末のロケが初めてだったけど,肉足袋有りだったり,浜ではそう激しい動きも無かったんで移動の時に石を踏んで痛かった(「イテッ!」)イメージだったんだけど,今回はヒヤメシのみとか裸足の設定が多くて,動きも多かったので足裏が相当疲れた.
そもそもあんなん履きなれたヒトは稀やろし,今時殆どの道は平らやからな.おもしろいのは足裏に痛みが残る他に,普段殆ど使ってない筋肉に刺激が有ったからやろけど,足の甲の細かい部分に筋肉痛.もっと普段から足を刺激する必要が有るのかも知れない.けど藁草鞋って濡れるとイマイチだし,激しい動きでは脱げやすいってのがやっぱ困る.
しかし昔の人たちは,肉足袋なんかも無かったワケで,皆素足で撮影してたんや.
今回の言葉は岡山(瀬戸内方面)の旧い言葉なんで,適当に声出して(「反応ください」ってのが難しいんだよ)と言われてもやりにくいとこはあるけど,何か言ってればテスト中に気付けば直してくれる.あと次カットのきっかけセリフの直後とか,主要キャストのセリフ間際とか,タイミングはビミョウだけど(ここらせりふがカブルと駄目なんで),早い段階で声を入れて特に注意されなきゃそのパターンを続けておけば,お互いのタイミングがテスト段階で固まってそのまま声だけでも採用になりそなって感じ.
とかロングの位置になんと,指示されないことも増える(お前らもう適当に動いとけよな扱い).もっとも黙っててもテストで駄目なら直し入るんだけど,前に声をかけてた場合は,一応また指示しといてくれないと(同じで良いのか)って思う.オレそういうの嫌いだから一応確認する.
現場で「さっき(とか今日の最初の)のシーンの続きになりまぁす」って声がかかる時.これがまたスタッフは脚本・コンテとか有って繋がり分かった前提で言ってるけど,エキストラ投入はかなり間が空くことも多いんで,こっちとしちゃ切り返し用で頭からなのか,終わりからの続きなのかイマイチ分かり難い時が有る.その辺り何か適切な用語の確立が必要なんぢゃねの?とか思う.
そんなんも有って今度はどの方向から撮るてのも含めて先に言っておいて貰った方が,動き安かったりすんぢゃねかとか(カメラが視界にある時は良いけど,遠くや隠れた位置からだと,言ってくれなきゃ分からん).だいたいエキストラが入る最初のシーン前には,色々流れの説明は有るんだけど,その後の個別のカットってのはシロウトには逐次の説明がそう多く無いんで.
そろそろ周囲のヒトの動きなんかも意識しつつって思うけど,これがまたそう簡単には.周りと揃わない様にとか,動線が重ならない様にとか,良い塩梅に自然に動いてとか実に注文は多いんすけど,オレら正式な演技指導とか受けてないワケで.その上に「アクション」直後のカウント(「5つ目くらいで動いて」)ならまだしも,動き始めちまってからのカウント(で動きを変えるとか何かする)まで求められるのは,もっと慣れないとなかなかね.
衣装さんは若干バリエーションを付けて着させる(当然皆が同じ着方だと変だから).その後オレは,さらに何かしら手を加える.チラとしか映り込まないだろうから,なるべくヒトと区別できるようにしとかナイト,分からなかったら寂しい.