最低だ.予報は外れて天候回復せず,昨日より寒い.
法的側面からもう少し調べてみたら,現状はこんな感じみたいだ.
- ダイビング業者に届出義務,許認可(登録)制度等の規制は無く,安全基準や業者に対する(立ち入り等)検査が法律で定められていない.
- 「高圧ガス保安法」によりアルミタンクは年1回の「特定再検査」と5年ごとの「再検査」,スチールタンクは5年ごとの「再検査」義務が有るが,それ以外に管理上の規制は無い(ただし検査は有資格者による.またエアの充填作業は許可を受けた高圧ガス製造業者に限る).現在はエアの品質に関する法も無い(以前は JIS 規格に有ったが外された).
- ダイビングを行なうこと自体だけでなく,ガイドやスクール(「指導団体」)に関しても,何ら法的規制は無い.
- 事故に関する届け出義務も無く,罰則(営業停止)も無い.
エアの成分によって潜水深度や減圧条件が変わってくるんだな.しかし人が口にするものだし人命に直接関わるワケだから,タンクの耐用年数くらい規定しても良いんぢゃなかろうか? 今現在は10年以上使ってても法的には何ら問題無いことになってるが,内部に腐食を生じていることが有るってハナシもある様だし,より安全性を考えるなら制限すべきかと.
事故の増加を受けて法規制の声も出る中,各地で業界グループや NPO 法人等が組織され,安全基準を定めるなど自主規制を強化する動向に有る.ただそれぞれの地域でバラバラな内容であるなど,統一的な安全基準が出来上がっていないみたいなのは問題だろうし,たとえ基準が制定されても,審査なりレーティングが行なわれないと実効に乏しくなる恐れが有るのでは?
あと1日のダイビング回数とかも問題みたいで,あまり頻度が高かったり,永年の経験数によったり,減圧方法によったりで,残留窒素の影響による健康被害の可能性なんかも言われてるみたいだ.