タイに行った時に,バンコク市内の名所や寺院をあちこち巡ったものの,その空気(大気汚染)の酷さに逃げ出したくなった.その後あまり考えずに(予備知識も殆ど無いまま),とりあえず向かったのがアユタヤ.名前はガイドブックで知っていたものの,それ程有名な遺跡地域だとは思ってなかった.
旅を重ねるうちに,旅行案内書に頼るリスクってのは感じてて,例えば「地球の歩き方」に載るようになった宿や店(周辺)は日本人客をボルようになったとか,日本人ターゲットの詐欺や盗みが連発ってのが有ったりする.ちなみに漢字ならいざ知らす,タイ語なんか読めるワケがないので,(メニューなんて置いてある様な店はそもそも安くはないのだが)有ると分れば英語メニューを頼みたくなり勝ちなんだけど,英語メニューに書かれてる値段は通常より高い場合があるのだ.
マレー鉄道行きを決めた当時も,細かい計画をする余裕が無かったのもあるけど,プラス「旅」ってのは出たとこ勝負の方が面白いつぅか,偶然に導かれるのが醍醐味なのだとはなからそういう考え.妙な先入観が有ると目が曇るってのもあるし.でとりあえず起点のバンコク周辺に一週間程度というおおまかな設定をしてただけだった.
アユタヤの遺跡で沢山の像の頭が落されているのを目にした時には,単に侵略の象徴(権力の誇示)か宗教的な弾圧なんだと思ってたんだけど,最近の TV 番組で財宝が隠されていたためだと知った.ガイドブックに載ってないことが多いってのは当然として,TV もたまにはバカにできないなとちょっと思った.