今時大仰な特撮は珍しくもなく,これまた CG 過剰(頼り)のたいして中味の無い(見かけ以外は B 級と言っちゃ優秀な B ムービーに失礼だがな)作品だな.聞けばレンタル店でフル回転でなかなか借りれなかったと言うんだけど,ぶっちゃけそんな面白いか?
何つーのか技術的には進歩してんだろうけど,役者不在ってのか,リアルな部分とそうでない部分(だいたい「金属生命体」って何だよ?)のギャップが有って,その部分を補うものがかなぁり足りないってのかな.例えば「未知との遭遇」なんか今から比べたらたいした特撮ではなかったけれど,ドラマ性つか感動が有ったと思うんだよな.
日本の「戦隊モノ」に毎シリーズ登場するロボットは,どう考えたって機動性に乏しく合理的とは思えないカッコウなんだけど玩具として商品化するくらいに変形の仕方としては現実的だ.それに比べてこの映画に出てくるモノは,その変形スピードと言いカタチ(余計な細部)と言い,何か無理過ぎな感じ.
"It's a robot. But like a... Like a different... You know, like a super-advanced robot. It's probably Japanese."ってとこはちょと笑えた.
そうそうガンダム見たことあんのかよこの監督って思てたら,何かそれぽいニュアンスも有りつつ.あと内容も何か TV ドラマ的な感じがした(これまた説明過剰なパターン).アメリカンジョークが散りばめられてる様子だけど,オレの趣味ぢゃねぇな.あとロボット達の割とドジぶりな場面が出てくるんだけど,あんなとこバッサリカットだよ.それと仄かに見えるのは,大国なクセに臆病でイザって時にアメリカ政府は人権おかまいなしって様子(一応皮肉を利かせてる?).
同じエイリアンものなら MIB の方が断然傑作だったんぢゃね? 多少見る気になれるのは,勢いで乗り切ろうとする最後の最後だけだしみたいな(ホント内容的には新しさ無いですからー残念).やっぱロボットのキャラクターデザインには日本人を入れるべきだったんぢゃね? ちなみに残ったロボット達推進装置は無いみたいだったけど,どうやって帰るの?
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