冒頭淡々としたリズムと地味な展開ながら,警察,検察,弁護士,法廷と司法の様々な現場を色々な立場や視線で垣間見ることが出来て,なかなか引き込まれてしまった.
ラストに向かっては結構涙モノだった.しかし誰かを庇っていたのではなく,しかも妻を殺した後に(分ったこととは言え),過去に骨髄を提供したとオボシキ青年に会いに行ったことを,何故秘密にしておかねばならなかったのかが,イマイチ理解できなかった.規定上は提供相手に知らしめてはいけないということだが,黙秘する様なことでもない気が? あと判決が検察の求刑そのままで,執行猶予も付かなかった点は説明不足の気がする.
骨髄バンクのドナー登録は50歳までの制限があること,初めて知りました.しかし沖縄には,採取できる施設が無いみたいだ.
最近鶴田真由見てなかったけど,結構お歳になってます.でもああいう唇は好き.
追記
寺尾聰の終始おさへた演技が(それ以外の俳優陣もだいたいそうだけど)印象的.見終わった後で思い返しながらまた涙が溢れてきた.介護或いは尊厳死に関わるテーマなんだけど,「高瀬舟」を思い起こさせる所があった.
さらに追記
県内に骨髄バンクのドナー登録施設が僅か4箇所ながら有る事が分った.
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