ミリバール[mb]がヘクトパスカルと言う呼び名に変わったのは,単位名だけで数量的な変化が無かったのでまだ分り易いが,力の単位がニュートン[N]になってるのに驚いたと以前書いたことがある.もう一つ何か最近「カロテン」て言うのを聞いて,違和感あり.その昔家庭科では「カロチン」として習った世代だ.
国際単位法ではメートル[m]に統一されたはずだが,欧米では相変わらずフィート・インチが一般的.香港や韓国の役者もプロフィールがそうなので,いささかとまどう.話がらっとかわって,随分昔のことだが横浜から大分に引っ越してから床屋に行った際に,「何分くらい?」と聞かれて絶句した経験がある.その頃ならまあ普通だったのだ.何せ公立小中でも男子は坊主なんて校則に書いてある学校がまだ半数くらいあったくらいなのだから.
沖縄に来て,金かけられないので千円カットの床屋に行き,久々に「何分?」といわれた時にそんな昔のことを思い出した.
AEON の頭には A が付くのに,何故「イオン」なのだろう? あのロゴの頭はウムラウトなのか? たぶん教育指導要領とは無縁の特殊な学校に行ったのだが,第二外語(必修)がドイツ語ってのはどういう方針だったんだろうかと,今にして思うとつくずくと疑問だ.卒業時(実際には旅行していて卒業式には出ていない)の頃の時代は,生粋のフランス人は例え理解できても英語は話さないという風潮が濃厚にあったが,ドイツでは小学生でも英語教育を受けていて,まったく何の意味があったんだよ?と驚いた経験がある.
結局何時の時代でも,官僚が作成する教育内容なんてのは,時流に即していないズレたものしか出てこないのだろうと思う.