一般に和食には軟水,中硬水は肉の煮込み(洋食)に適すと言われるが,こういう差なのか? 蒸留してるとは言え,日本酒と同じく原料は米のはず.大きな違いは水の硬度くらいではないかと思った.
巷の話ではごく正当なことで,ラフティを初め島料理にはバンバン使う様だが.昨晩のブリ大根,充分炊いたはずなのに,何故か大根とゴボウがやや固めの仕上がりで,やはり少量泡盛を加えて作ったおでんの時程柔らかくなっていなかった.
煮物をする時も精製した白砂糖は使わない主義なので,以前は日本酒を使うのが常だった.魚の煮付けの時には水は一切使わず,美味しい日本酒をドボドボ使うのが私流.沖縄に来てから日本酒は常備してないので,昨晩は「古里」でブリを炊いたのだが,どうもイメージと違った出来だった.
そこで改めて泡盛の作り方を調べなおすと...
泡盛は600年の歴史をもつ国内最古の蒸留酒と言われています。
遥か昔(14世紀)、琉球王朝時代にシャム(現在のタイ)との貿易で泡盛の造り方が、沖縄に伝わって泡盛つくりがおこなわられるようになったんだそうです。造り方も独特で、世界的に類のない黒麹菌を使って造られています。
他の麹菌に比べ、黒麹菌はクエン酸を多くつくり、他の雑菌が繁殖しにくくなるので沖縄の温暖な気候に合うのです。また、この黒麹菌のおかげであの泡盛の独特な香りも作られるのです。
またお米にも特徴があります。タイ米の砕米を使用して造られている泡盛が多いのです。
明治時代くらいまでは、粟や地元のお米などを使って造られておりましたが、さまざまなお米を使って造ったところ、タイ米が麹を造りやすく麹のもろみの温度調整の容易さやアルコールの量が多い点などで泡盛造りに使われるようになりました。