バイパス以外の市内の街路樹に割と良く使われている.この近所にも植わっていて,黄色い柑橘系の様な実が成るので,密かに食べられんじゃないか(これ「こぶみかん」じゃねぇーの?)と思っていたけど,残念ながら食用にはならないらしい.実が落ちて臭いなんて書かれてるけど,そうだっけか?
□あらら、フクギがかわいそう。 フクギは、那覇市の市木なのです。
人間国宝・首里織の宮平初子さんは、フクギで染めた糸をお使いになると聞いています。
樹皮が染料になるのですが、美しい黄色、昔、最高位にあるもの以外、着用を許されなかったという色です。
フクギは、幸福や繁栄をもたらすとされる常緑の高木で、「福木」とも表記します。
那覇市の緑のスペシャリストに、フクギと那覇市内の街路樹についてききました。以下、彼の答えです。
1 街路樹がフクギ、という市内のポイントは、
(1)西町、ロワジールホテル周辺の港湾道路、
(2)曙、簡易レクセンター周辺
(3)市役所本庁付近、
(4)真和志支所から三原を抜けて松川に至る通り
(5)市立体育館から真地市営住宅へ向かう通り など、
2 フクギは、生育に時間がかかる。上記は、いずれも20年以上前に植えられたもの。
3 フクギを植えた頃、街路樹は、ほかに、ホルトノキ、イヌマキが主流であった。
4 その後、花が咲く樹が好まれるようになり、今では、ホウオウボク、ピンクテコマ、モモイロノーゼンといった木が植えられる。(ちなみに、ホウオウボクは、那覇市の市花木です。)
5 街路樹の選定は、「適材適所」。風の強い、海の近くなどには、フクギ、市街地の中心には、美しい花の咲く木を選ぶ。
とのことでした。
本部の備瀬部落のフクギを、今から30年ほど前に見ました。素晴らしく美しいフクギ並木。フクギは、生育に時間がかかる、ということですから、備瀬のフクギは、相当の樹齢を有しているのではないでしょうか。
花も宜しいのだが,陽射しの厳しい沖縄のことだから,あまり高く成長しなくて枝葉を良く茂らせて濃い木陰を作る街路樹を増やして欲しいものだ.